2023.2.6
国家の総鎮守、伊勢神宮がある三重県伊勢市の返礼品って何があるんだろう?
いろんな返礼品を調べてみましたが、その中で私が気になった返礼品を紹介します。
まずは簡単に伊勢神宮と伊勢市の紹介から。
■伊勢神宮について
~伊勢神宮ホームページより引用~
伊勢神宮は、正式には「神宮」といいます。
神宮には、皇室の御祖先の神と仰ぎ、私たち国民の大御祖神として崇敬を集める天照大御神をお祀りする皇大神宮(内宮)と、衣食住を始め産業の守り神である豊受大御神をお祀りする豊受大神宮(外宮)を始め、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があります。これら125の宮社全てをふくめて神宮といいます。
■伊勢市について
三重県伊勢市は、三重県の中東部、伊勢平野の南端部に位置する、比較的温暖な気候に包まれた都市です。
北は伊勢湾に面し、中央には宮川(みやがわ)や五十鈴川(いすずがわ)、勢田川(せたがわ)が流れ、東から南にかけては朝熊岳(あさまだけ)、神路山(かみじやま)、前山(まえやま)、鷲嶺(しゅうれい)が連なり、西には大仏山(だいぶつやま)丘陵が広がる緑豊かな都市でもあります。
伊勢志摩国立公園の玄関口として、豊かな自然と美味しい食材に恵まれた伊勢市には、歴史と文化に富んだ名所・旧跡も多く、魅力ある地域資源があふれています。
■気になる返礼品
1057 おかげ犬しめ縄旗付き 大
江戸時代に、「おかげ参り」が流行ったころ、病気やその他何らかの理由で、おかげ参りをすることができなかった主人の代わりに代参して元気に帰ってきたと言われる「おかげ犬」をモチーフに松阪綿で作った、とても可愛いぬいぐるみです。
生白・紺・白ヨコの3色が用意されているので、好きな色からお選びいただけます。
(画像)ふるさとチョイス返礼品詳細ページより引用
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/24203/5446488
※ふるさとチョイスの返礼品詳細ページに遷移いたします。
主人は、誰が見ても代参だと分かるように、犬の首に、道中で必要な旅費やおかげ参りをすることを記したメモをしめ縄でくくり着けて、犬を送り出したということです。
ちなみに、おかげ犬は伊勢神宮に着くと、神官から竹筒に入った神札や奉納金の受領書をもらい持ち帰りました。
お札や受領書以外に、犬が道中で食べた食べ物の代金などを記した帳面なども共に持ち帰ったと伝わっています。
犬が主人に代わっておかげ参りをするという、ちょっと現代では信じられないような話ですが、それを実現可能にした、江戸時代の時代背景があったそうです。
江戸時代の人々は信仰心が厚く、おかげ犬のために食べ物や寝床を用意してサポートすると、自分も徳が積めると信じていました。
逆におかげ犬を丁重に扱わなかった場合には神罰が下ると信じていたそうです。
とはいえ、おかげ犬のお世話をした分として、おかげ犬の持っているお金を少しらったり、逆にお金を足してあげたりしていたようで、中には、自分の代参をおかげ犬に託す人もいたそうです。
そんな、江戸時代の人々の厚い信仰心と、おかげ犬をへの暖かい思いやりがあってこそ、おかげ犬は無事に伊勢神宮まで辿り着けたのでしょうね。
少し暖かい気持ちになる、おかげ犬の話でした。