2022.11.26
秋田県と言えば多くの人が思い浮かぶのではないかと思います『ナマハゲ』のまち、秋田県男鹿市(おがし)の紹介です。
■男鹿市について
日本海に突き出た独特の地形、青い海、緑の山々、深淵な湖と変化に富んだ美しい自然景観は、昭和48年に男鹿国定公園の指定を受けています。
気候は、冬季に日本海からの季節風が吹き付ける積雪寒冷地ですが、内陸部よりは降雪が少なく、比較的温暖な地域となっています。
また、古来からの民俗行事「ナマハゲ」で有名なまちで、「男鹿のナマハゲ」は昭和53年に国重要無形民俗文化財に指定され、2018年にユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」として登録されています。
ナマハゲと言えば、「怠け者はいねが。泣く子はいねが」と叫びながら鬼が包丁をもって家に現れるという、子供にとっては恐怖以外の何ものでもないですが、実は優しい神様の使い・来訪神なんだそうです。
そもそもナマハゲの語源は「火斑(ナモミ)を剥ぐ」という言葉が訛ったものと云われています。火斑とは炉端にかじりついていると手足にできる火型のことで、いつも囲炉裏に当たっている怠け者にできる火斑を剥ぎ取って戒めるのがナマハゲです。
ナマハゲが訪れたご家庭では、料理や酒でおもてなしし、ナマハゲは家族の様子や作物の出来などについて聞いてくるそうです。その問答が終わると、翌年の家族の無病息災や豊作を祈願して席を立ち、次の家へと移ります。その際にこどもたちには、「来年もまた来るぞ、良い子にしていないと連れて行くからな」と一言。こうやって子どもたちが親の言うことを聞くようになるという事なんですね。
ちなみに、大きな音で戸を叩いたり、足を踏み鳴らしたりするのも、家の中の邪気を払うためだそうです。
というわけでは、実は有難い来訪神というナマハゲの話でした。
(画像)男鹿市ホームページより引用
■気になる返礼品
秋田しょっつる「十年熟仙」[№5605-0011]
男鹿市の特産品「しょっつる」を紹介します。
秋田県のしょっつるは、石川県の「いしる」、香川県の「いかなご醤油」とともに、日本三大魚醤(ぎょしょう)に数えられています。
魚醤は、魚類または他の魚介類と塩を主な原料にした液体状の調味料です。
昔は男鹿をはじめ秋田県の沿岸地域では、ハタハタなど大量に水揚げされる魚を樽に放り込んで塩漬けにし発酵させて「しょっつる」を造っていました。
醤油が普及する以前では、沿岸地域の多くのご家庭で造っていたと言われています。
株式会社諸井醸造の「秋田しょっつる 十年熟仙」は、男鹿市で水揚げされた新鮮なハタハタと塩だけで魚自身が持つ自己消化にまかせ、
10年という長い歳月をかけて昔ながらの製法で製造し、無添加・非加熱の貴重なしょっつるです。
しょっつるの熟成は、1~2年ほどでの発酵で身は分解され溶けて液状になるそうですが、熟成期間は長ければ長いほど、まろやかさと芳醇さが増していきます。
「十年熟仙」はその名の通り、なんと10年間という超長期の熟成です。
また、ハタハタ100%のしょっつるは現在とても貴重ということで、無添加のものとなると諸井醸造のしょっつるが唯一の存在との事です。
一般的なイワシなどを原料にしたものに比べて、ハタハタは香りがおとなしく、琥珀のような色で上品な味わい。
「魚醤はくさい」というマイナスイメージを覆す、クセの無い味との評判です。
この諸井醸造のしょっつるは、2013年に観光庁主催の「世界にも通用する究極のお土産」品評会で全国700件超の名から9選に選定されています。
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/05206/4599091
※ふるさとチョイスの返礼品詳細ページに遷移いたします。
希少な、秋田しょっつる「十年熟仙」をぜひご堪能下さい。