2022.11.21
「日本で唯一、2つの海を持つ町の返礼品って、どういう品があるんだろう。」って気になりませんか?
まず、北海道八雲町のまちの紹介です。
■八雲町について
八雲町は、太平洋と日本海の2つの海に面する日本で唯一の町です。
北海道南西部にある渡島半島のほぼ中央に位置し、恵まれた自然環境の中、酪農を中心とした農業やほたて養殖を中心とした漁業が盛んな地域です。
また、北海道土産で知られる木彫り熊の発祥の地でもあります。
(画像)八雲町ホームページより引用
■気になる返礼品
私が気になった返礼品として、『二海サーモン』を紹介します。
現在は、さとふる限定で提供されているようです。
https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1121388
※さとふるの返礼品詳細ページに遷移いたします。
二海という名前の通り、八雲町の太平洋・日本海の双方の海で生産されるサーモンです。
もともと2つの海を持つ八雲町は漁業が盛んな町です。しかし近年、太平洋側の八雲地域では、養殖ホタテが原因不明の大量死に直面しているそうです。
また日本海側の熊石地域では、主力魚種であるイカやスケトウダラ、秋サケの不振が続き、漁獲量が大幅に減少。漁業を取り巻く環境は年々厳しさを増してるそうです。
そこで八雲町では、漁業経営の安定と地域の活性化を図ることを目的に、漁協と連携した新たな取組みとして、トラウトサーモンを養殖し、
北海道初となる「道産サーモン」の事業化を進めていました。
試食会では、「とても美味しい」「従来品より脂っぽくなくて食べやすい」と大好評だったそうです。
八雲町では今後、通年出荷を可能にする陸上養殖や、孵化・種苗生産施設の整備に取り組む予定で。2023年の本格出荷を目指しています。
回転寿司などのネタとして人気のトラウトサーモンですが、実は日本国内で出回っているのは大半が輸入ものです。
今はまだ試験養殖で漁獲量が少なく、入手先はふるさと納税とミノリ商事だけですが、
2年後には北海道初・八雲町発の「北海道二海サーモン」が全国の回転寿司店や私たちの食卓に上がっているかもしれません。
二海サーモンは水揚げの際に、活〆を一尾づつ行いエラとしっぽから血を抜き冷却します。
活〆は魚体の硬直が遅くなり鮮度が長持ちし、生臭みが少なく色鮮やかになります。
水揚げから鮮度の良い状態から加工するので、入手された方は、色鮮やかな二海サーモンをご堪能いただけるのではないかと思います。