2022.11.28
新潟県と言えば、生産量No.1の米どころとして有名ですが、すでに有名ゆえに、私のコラムでは、お米とは異なる切り口で紹介していきたいと思います。
新潟県には、日本有数のモノづくりの地域があります。
それは、燕三条(つばめさんじょう)と呼ばれる地域です。
実際には燕三条市という地名はなく、燕市と三条市を合わせた呼称です。
もともと、燕は職人のまちで、三条は商業のまちでした。
燕市で生産されたモノが三条商人によって広められ、現在のような「ものづくりのまち燕三条」のイメージが浸透していきました。
なので、三条市の貢献も大きいのですが、今回は作る方にフォーカスして、新潟県燕市(つばめし)の方を紹介します。
■燕市について
燕市は新潟県のほぼ中央に位置する、日本有数のモノづくりのまちです。
スプーンやフォークの国内製産量では95%以上のシェアを誇り、フライパンや鍋、包丁、金ザルやボウル、樹脂製しゃもじなど、あらゆるキッチンツールの主要産地となっています。
北陸自動車道の三条燕インターチェンジや上越新幹線の燕三条駅など高速交通機関が充実していて首都圏からのアクセスも抜群の立地です。
名僧・良寛が愛した国上山や、日本さくらの名所100選に選ばれた「大河津分水桜並木」などの観光名所もあります。
特産品には金物だけではなく、コシヒカリやトマトにキュウリ、背脂ラーメンに釜めしなど、「食」の魅力もたっぷりな、人と自然と産業が調和したまちです。
(画像)燕市ホームページより引用
■なぜ燕三条でモノづくりが発展したか?
以下、燕三条ブランド推進部 のサイトを引用し説明します。
越後平野と信濃川を有する広大な新潟県は、現在も有数の米どころとして知られていますが、古くはその地形のため数多くの洪水被害にみまわれていました。
また冬季は多くの雪が積もるため農作物は実りません。そのため、農業以外の生業が必要となりました。
そんな中、江戸時代、発展する江戸建造物のために「和釘」の製造が推奨され、燕三条地域では冬期間の副業として創められました。
そこで、材料や燃料資源を有する山々・物流を担う河川・寒い冬を耐え抜く気骨など数々の条件が整っていた燕三条で「鍛冶」が盛んになりました。
ここで養われた知識と経験は、数々の人と技術を迎え入れ、あらゆる金属加工が集積する燕三条へと伝承されていきました。
燕三条の製品が高い人気を誇る理由は、技術力とデザイン性の高さにあると思います。
例えば、燕三条でつくられる包丁は、職人が一本ずつ手作業で作り上げるものも多く、その切れ味は世界各国の料理人から高い評価を得ているそうです。
山崎金属工業のカトラリー(食卓用のナイフ・フォークなどの金物類)は、ノーベル賞晩餐会で使用されました。
(画像)山崎金属工業株式会社ホームページより引用
一菱金属の台所道具ブランド「conte(コンテ)」は、デザイン界のオスカーともいわれる世界三大デザイン賞のうち「red dot award 2017」と「iF デザイン賞 2022」の2つダブル受賞しています。
(画像)一菱金属株式会社ホームページより引用
■気になる返礼品
ホットトリベット(MA-004)
薄さ38mmのスリムなデザインで、これが卓上のIH調理器なの?というカッコ良さです。
2018年の発売当時、メーカーご担当者曰く、「業界で初めてワイヤレス赤外線リモコンを採用。卓上のどの方向からでも電源のオン/オフ、5段階火力出力調整が可能。テーブルに配置する際にコンセント位置によって操作部の位置が制限されることがないためホームパーティーなのにゲストに操作をお願いしなきゃ……という事態になる心配がありません。」という事でした。
このように、デザインのカッコ良さだけではなく、機能面でも、どの席からでもスマートに操作できるワイヤレスコントローラーで5段階の火力出力調整が可能です。
ご段階出力はLEDで表示のお洒落さ。ステンレス部分の仕上げは、燕三条が誇る磨きの技で滑らかな曲面が洗練された食卓を演出します。
もしもの時も安心なマグネット式コードも用意されています。
https://furusato.ana.co.jp/15213/products/detail.php?product_code=AN69033
※ANAのふるさと納税の返礼品詳細ページに遷移いたします。
もしホームパーティーに行ってホットトリベットが出てきたら、おおおぉとテンションが上がりそうな私が、お米だけじゃない、新潟県が誇る特産品の金属加工製品、燕市を紹介させていただきました。