2022.12.26
ふるさと納税では、珍しい珍味も入手できる場所でもあります。
今回は、日本三大珍味の一つ「汐ウニ(しおうに)」を紹介します。
(画像)ふるさとチョイスの返礼品詳細ページより引用
■汐ウニ(しおうに)について
画像内の説明にもある通り、1個のウニから1g程度しか作れない希少品です。
貴重なため、江戸時代には、汐ウニ400gと米60㎏が交換されるほどの価値があったそうです。
汐ウニは、ウニの卵巣(生殖巣)と塩を混ぜ合わせペースト状にしたものですが、生産者さん『株式会社 天たつ』の『越前仕立て汐うに』は、日本海沿岸でとれた国産バフンウニの卵巣のみを使用し、江戸時代より伝わる「塩蔵法(バフンウニの卵巣に塩を振り脱水熟成して仕上げる製法)」で、添加物など余分なものは一切加えていません。
そのため、例えば100gの製品を仕上げるのに100個以上のバフンウニの卵巣を使用しており、その分、ねっとりと濃厚で峻烈な味わいです。
そもそも、なぜ福井県で汐ウニが作られるようになったのかと言うと、江戸時代の越前福井藩主・松平治好公の命を受け、汐うにの製法が考案されました。そして各浜の漁師たちの浜の年貢の一つとして作られ福井藩に納められ、福井藩から将軍家・宮家・他藩大名への贈物として使われたそうです。
江戸時代の徳川家へ各地より贈られる品々の中でも「長崎奉行の持品のからすみ」「尾張公の持品のこのわた」「越前公の持品の越前の汐うに」この三品は美味である上、いずれも大量製造ができず入手が困難であったことにから、江戸時代より日本三大珍味と称されています。
汐ウニの食べ方は、「上あごの裏に小豆粒くらいの量の汐ウニをつけてそれを舐めながらお酒を一合飲む」というのが粋なお酒の飲み方だと言われています。
濃厚な味なので、乾いた箸か爪楊枝の先に小指の先ほどつけてお召し上がりください。日本酒にとてもよく合います。
また、炊き立てのご飯の上に乗せるととろりととけて、磯の風味がひろがり美味です。焼き海苔にまいて食べても美味しいです。焼いたトーストに塗って頂いても美味です。
そのほか汐雲丹を使った料理レシピは「天たつレシピブログ」にも掲載されています。
■気になる返礼品
バフンウニを甘塩だけで凝縮し長いもので1年以上熟成。深い旨味と峻烈な磯の香り。
熟成濃厚ウニ 日本三大珍味の一つ 「越前仕立て汐うに」 桐箱入り 56g [C-4609]
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/18210/4672348
※ふるさとチョイスの返礼品詳細ページに遷移いたします。
56gの返礼品ということは、なんと56個のウニを使っていると考えると、とても貴重だということが分かるかと思います。
桐箱に入っていますので、贈答品としてもおススメです。